数学の参考書あれこれ

1、入門(独学用)

★★★白チャート

 導入がしっかりしていて、たっぷり演習もできるので良い。

 また解説も省略が少なく初心者にはありがたい。

★チャート式 絶対に身につけたい 数学Ⅰ・A、Ⅱ・Bの基本(2冊)

 青チャートのコンパス3つくらいまでをチョイスして、教科書の理解から

 入試基本パターンだけをチョイスした感じ。時間をかけられない人用。

2、初級

★★合格る計算

 Ⅰ・A・Ⅱ・BとⅢの2冊ある。計算スピードを上げたいとか、

 計算力を上げるのに良い。また公式の使い方を定着させるのにも良い。

★短期集中ゼミ(10日あればいい!シリーズ)

 実教出版から出されているシリーズで、教科書に書かれている公式は

 理解できている人で、時間のない人が必要最低限の典型パターンを習得

 したい場合に使うと良い。

★数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B BASIC100(駿台受験シリーズ)

 短期集中ゼミとコンセプトは似ているが、さらに時間をかけたくない人用では

 これも問題の選定が良いと思う。

3、中級

★★★focus gold(マスター編)

 典型パターン+応用問題を解くときの手法が豊富にあり、

 マスター編の例題だけでもかなりのレベルになる。

 時間があるのなら、例題の下にある練習問題以外は解いた方がよいと思う。

★★赤チャート(例題)

 無駄のない構成で典型パターンを確認することができる。

 パターンだけ確認したい人は青チャートより良いと思う。

 傍用問題集で基本問題を解き終われる人なら、青チャートより

 も赤の方が使いやすいように感じる。

★★青チャート(例題中心+エクササイズコンパス3つくらいまで)

 赤チャート同様典型パターンを効率よく学習できる。

 ただ青の方は、日ごろの学習を考慮して計算練習問題まで入っている。

 整数、複素数平面が若干手薄なのが気になるが

★★一対一対応の演習(例題+演習問題まで)

 応用問題を解く上で必要になる典型パターンを短時間で学習できる

 ように設計されている。青チャートより数Ⅰ、数Ⅱ、数Bの難易度は高い

★チェック&リピート

 使いどころが少し難しい参考書ではあるが、青チャートだと量が多すぎる

 とか、いきなり一対一だときついといった人が使うのだろうと思う。

4、上級のはじめ

★★★国公立標準問題集canpass数学

 問題数は少ないが解説が詳しく応用問題を解くための流れがつかめる。

★★理系数学入試の核心(標準編)

 典型パターンの確認をしつつ、応用問題を解く練習ができる。

★★理系数学良問のプラチカⅠA・ⅡB + 国公立標準問題集canpass数学Ⅲ

 典型パターンの確認をしつつ、応用問題を解く練習ができる

5、上級の中

★★★focus gold(チャレンジ編)

★★青チャート(エクササイズコンパス4と5+総合演習)

★★新数学スタンダード演習

★★やさしい理系数学

 第一章の数と式、論証の例題が理解しずらいかもしれません。

 最初は第一章はとばして勉強するほうが良いかもしれません。

 例題より簡単な演習題もけっこうあります。あきらめずに頑張りましょう。

 第一章の例題は整数の問題が分かりずらいので(分かってしまえばどうということは

 ないけれど・・・解説が・・・)先生に聞くか、ネットで検索しましょう。

 問題の選定は結構よいし、難易度もそこそこなのでよいのですが。解説が

 かなりそっけないのに別解が多いので、力がないと別解に苦しみます。

 じっくり考えながら勉強する人向きな本だと思います。

★理系数学良問のプラチカⅢ

6、上級の上(余裕のある人だけ)

★★上級問題精講ⅠA・ⅡB・Ⅲ

 2冊あります。

★★ハイレベル理系数学

★★新数学演習

 フォーカスゴールドとは違う手法が学べます。

7、分野別(ひまでしょうがない人)

★★合格る確率+場合の数

 かなり確率のパターンが網羅されている。これは暇でない人でもやって

 よいと思う

★マスターオブ整数

 ファレイ数列はやらなくてよいと思う。4部もやらなくてよいと思う。

★微積分基礎の極意

 難易度はそこそこです。1部、3部は良いです。

 2部は勉強する必要はないと思います。中途半端でいらいらします。


私のおすすめ(独学者)(独断で)

<時間のとれる人>

白チャート(導入+例題)

ー> フォーカスゴールド (マスター編)

ー>国公立標準問題集 CanPass 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・III

 一度過去問をみて十分勉強できそうならここまでで

 過去問演習に入る

ー>フォーカスゴールド(チャレンジ編)

ー>数学モンスター様サイトの講義を勉強する

 フォーカスゴールドマスター編終了後にすぐ演習できる問題と

 チャレンジ編演習後にまわした方がよい問題と混在しています。

 マスター編終了後にできそうな問題はそこで勉強しておきましょう。

 特に数Ⅲはマスター編終了後に勉強できそうな内容の問題が多いです。

 ぱっとみ1/3から1/2はマスター編終了後に勉強できそうです。

ー>過去問研究


<時間のとれない人>

フォーカスゴールド (マスター編)

 例題+SetUp問題+章末問題まで解く

 ここで、一度過去問をみて十分勉強できそうならここまでで

 過去問演習に入るー>数学モンスター様サイトの講義を勉強する

 数ⅠA・ⅡBから数Ⅲへと順序良く勉強する。

 すべて勉強するにはかなりの時間がかかります。必要な章だけ

 ピックアップして勉強すると良いかもしれません。

ー>過去問研究

<数学の得意な人>

一対一対応の演習ー>やさしい理系数学ー>新数学演習

一対一対応の演習をいきなりというのはかなりのリスクがあるかも

しれませんが、ここをのりきれればスムーズにつながるはずです。

時間がなければ、やさしい理系数学か新数学演習どちらかでよいと

思います。過去問までつなげられればOKですから。


学校でちゃんと勉強できる人は白チャートは省略しましょう。

いずれのルートをとるにしても、ちゃんと理解できるまで繰り返し

勉強してください。それだけの時間がとれるルートを選んだ方が

良いでしょう。

0コメント

  • 1000 / 1000